「ブロアー」・「エジェクター」・「圧力計」・「真空計」等の粉体輸送機器に付帯する商品の総合商社。オールステンレス等を始めとする商品群により、「塩害雰囲気」・「食品」・「医薬品」環境での使用にお勧めです!

当社製品のブロアーモーターについて

医療 ウィルス 除去 捕集

ブロアーモーターについて

ブロアーモーターというと、なじみがないように感じますが、私達の生活の多くの場所で使用されています。
例を挙げれば、「換気扇」や「エアコン」などの冷媒箇所、「ドライヤー」などもそうです。

ここで使用されているブロアーの多くは、シロッコタイプと言われる物となり、小型なもので風量を望めるものが使用されています。

このように例を挙げてみると、目に見えないだけで、多くの場所で使用されていることが理解できるかと思います。

また、これらの商品の送り出す空気は「静圧(正圧)」となり、空気を吸い込む「負圧」のものと異なります。

当社と取り扱うブロアーは負圧(空気を吸い込む商品)でも、静圧(正圧)でも使用できる商品となり、負圧は一般家庭で言うところの「空気清浄機」のような作用をするものと捉えてもらえると理解しやすいかと思います。

ブロアー 接続方法 負圧 静圧

この負圧を用いたブロアーは、産業関連では数多く利用されています。



ここからは、もう少しブロアーの種類について詳しく話をしていきたいと思います。



まず初めに、ブロアーが空気を「吸いだしたり」「送り出したり」する要になる羽の部分について、触れていきたいと思います。

この羽には様々な種類があり、

(1)シロッコ 
一定の風量を得るには最も小型となりますが、ターボ・エアホイルなどと比べると効率が悪く、騒音も高くなります。
※換気扇などに使用されていたりすることが多かったりします。

(2)ターボ
回転方向に対して羽根を後ろ向きに取り付ける事で抵抗を減らしているため、効率も良く、騒音も低い値になります。風量、静圧とも広範囲に使用できます。
※当社で取り扱いのあるブロアーがこちらになります。

(3)エアホイル
ターボファンの一種ですが、羽根が飛行機や鳥の翼のような形状のため、最も効率が良く、特に騒音は大幅に低くなります。

(4)プレート
ターボやエアホイルに比べると効率は劣りますが、羽根車の構造がシンプルなので、余計な摩耗が少なく、粉じんや粉体を含む場合に適しています。

※ただし、輸送機器とブロアーの間にバックアップフィルターなどを設けて、直接粉体などが入らないようにすることで、他の種類のブロアーでも粉体輸送することが出来ます。
 そのため、ここで言うプレート型などを使用するメリットは見出せなくなります。

(5)軸流
羽根車がプロペラ状になっており、軸方向に吸い込み、軸方向に排気する構造になっているので、大風量・低圧の用途に適しています。

(6)渦流
軸流とは反対に、高圧で少量の風量を要する場合に適しています。吸込口から吐出口まで渦流運動を繰り返し起こします。

といった以上の羽の種類が挙げられます。



また、ブロアーを使用する際に、一番気を付けなくてはいけないのは、

・可燃性ガスや粉じん爆発の可能性があるか?
※アルミニウム粉、マグネシウム(合金)粉、チタン粉、小麦粉、でん粉、砂糖粉、樹脂粉、紙粉、トナー等は爆発の可能性があり、万が一のケースを想定して、危険な粉塵がブロアーモーターに行かないようにバックアップフィルターを使用し、吸い出す空気を限りなくクリーンにした上で、輸送配管経路の接手をアース線で帯電防止処置を行い、可能であれば、導入当初より防爆仕様のブロアーをご利用下さい。

・西日本と東日本のどちらで使用するか?
※これによって、能力に差が生まれます。詳しくは、ブロアー性能表を確認した上で、選定を行ってください。

・使用する際の周辺温度は何度なのか?
※一般的には、40℃が限界と言われていて、60℃を超える過酷な環境下では、特別に60℃耐性がある部品をを使用してブロアーを製作する必要があると言われています。

当社ブロアーの使用時の周囲温度は―20℃~+45℃となり、周囲温度45℃を超える環境では、原則使用できません。
それ以上の温度で使用する場合(65℃ぐらい)ベアリングの耐久性が著しく低下します。

・騒音については、どの程度なら大丈夫なのか?
※騒音値は、JIS B8330「送風機の試験」のとおり、送風機の吐出側に性能測定器を接続し、吸込口から1m離れたところで測定します。
人間の耳に一番近い(聴感補正回路)A特性で表しています。詳しくはブロアー性能表をご確認ください。

となります。



1.5kwブロアーモーター 高真空 風量
型式:RCHVB-1.5 (1.5kwブロアー詳細)

2.2kwブロアーモーター 高真空 風量
型式:RCHVB-2.2 (2.2kwブロアー詳細)

3.3kwブロアーモーター 高真空 風量
型式:RCHVB-3.3/Ⅰ型 (3.3kwブロアー詳細)

3.3kwブロアーモーター 高真空 風量
型式:RCHVB-3.3/Ⅱ型 (3.3kwブロアー詳細)

7.5kwブロアーモーター 高真空 圧力
型式:RCHVB-7.5 (7.5kwブロアー詳細)



上記で述べている条件をクリアーしているか?ご自身でしっかりとご確認の上で、ご購入頂くようお願い申し上げます。



ウィルス 除去 空気清浄機

話を戻しますが、医療関係で今巷をにぎわせているコロナウィルスですが、このウィルスから外部からの訪問者を守るために、部屋に工夫が施されています。

このコロナウィルス等から他の来訪者を守るために、ウィルス感染者の部屋に入る際には、ブロアーによって空気を吸引し、部屋の圧力を下げ、外との圧力差をあえて生じさせ、来訪者がドアを開けた時に、外の空気を部屋に送り込むように作用させ、結果ウィルスが外部に出ないようにしています。


これと逆の原理で、埃などをシャットダウンする必要性が生まれる「クリーンルーム」は、屋内の圧力を高め、外部から埃が入らないように、逆の原理を使用しています。



上記図は、あくまで例として、このようなブロアーにフィルターを取り付けた場合の表になりますが、フィルターを介して空気をブロアーで取り込むことによって、ウィルスの捕集が期待出来ます。

ただし、上記のとおり、ウィルスには0.1μm以下もあるので、全てを取り除くことは困難です。



ちなみに一時期話題になったPM2.5等は、このウィルスよりも大きな粒子になるので、図でいうところのHEPAフィルタを空気清浄機などに採用して捕集したりしています。

一般的な家庭で使用される空気清浄機などは、pm2.5ぐらい大きな粒子を捕集するものが販売されていますが、これより小さい「ウィルス」を捕集する商品を見かけたことはありません。



これはあくまで一例ですが、当社で販売しているブロアーに、これよりもさらに小さな粒子の捕集が見込めるULPAフィルターなどを採用して頂ければ、ブロアーユニットとしての使用も可能になります。



現時点で、当社で販売されているフィルターは、

・静圧(正圧)で使用する場合の「ブロアーに取り込む空気をクリーンにする」

・負圧(吸引)で使用する場合の「ブロアーから排出する空気をクリーンにする」

ことを目的としたフィルターになりますので、空気清浄機のような「捕集」を目的とした感じではなく、あくまでブロアーにゴミが混入しないよう保護する為のフィルターです。



その他にも、消音目的のマフラーもあるので、下記よりご確認下さい。



ブロアー用消音マフラー 消音機 サイレンサー
・消音マフラー
※排気側に取り付けて、排気音の発生を抑える商品です。

リリーフバルブ 圧力逃がし弁 圧力開放
・リリーフバルブ
※掃除機でいうところの詰まった場合に、負荷をかけ続けると故障の原因になるので、ある程度の負荷がかかった場合に圧力を強制的に逃がすバルブです。

エアーフィルター 150μm ゴミ 捕集 粉じん
・フィルター  100メッシュ
※ブロアーにゴミが侵入しないよう保護する、または排気される空気をクリーンにする商品です。

エアーフィルター 13μm 粉じん ゴミ 捕集
・フィルター 1000メッシュ
※100メッシュよりも目が細かく、ブロアーにゴミが侵入しないよう保護する商品です。


当社で販売されているブロアーは家庭用の商品とは異なり、ハイパワーですので、大型医療施設、またホテルなどでもご使用いただけるかと存じます。


注意:ただし、200Vになりますので、別途電力会社との契約が必要不可欠です。

尚、単相100V電源で三相200vの製品を使用することはお控えください。
動力が足りず、通電時に負荷が掛かり、最悪火災を引き起こす可能性があります。

これとは逆に三相200Vの電力に対して、動力を抑えて使用したい場合は、インバーターなどを使用してください。
インバーターを使用することで、電力を200V以下に自由に調整することが出来、結果として、回転数を自由に設定することができます。




この事から、多くの分野を支えているこのブロアーを当社の技術で皆様の環境改善のご提案をさせて頂きたいと考えてます。





・原料の輸送に必要なエアー源がコンプレッサーでは不足しているので、別にブロアー動力で不足分を補う場合。

・ローコストで離れた複数箇所での使用を検討したい場合。
※ 通常固定式だとそれぞれの場所で使用する際は配管工事が必要になり、その費用が高額になる。
当社で扱うブロアーは移動式なので、複数箇所で都度移動して使用する場合、使用箇所付近に設置する事が出来る。

・風量が必要な場合


ブロアーとは別にエジェクタを使用して負圧(真空状態)を作り出す事も可能ですが、メリットデメリットがあります。
詳細については、エジェクタのページをご確認ください。





・ステンレスカバーで囲われているので、騒音を抑えたいと考えている方にはうってつけの65db以下です。

・フィルターをオプション(有償)で取り付ける事も可能なので、ブロアー本体に粉等の流体が入り込まない。

・排気も本体のサイドカバーの壁フィルターからそっと排気されるので、周囲のほこり埃を吹き上げにくい。

※排気を室内に出したくない場合、このユニットに(有料)ヘルールとホースを繋げる事で、お客様の目的の場所まで排気を伸ばす事も出来ます。

・キャスターまで付いているからどこへでも持って行くことが可能。

・医療機関でウィルス等の拡散問題解決を図りたいと考えている業者様へは、オプション(有償)で0.1μ補修効率があるフィルターを取り付けることが可能。

・自社でメンテナンス修理が可能な為、アフターメンテナンスが受けられるので、安心。



真空度はMAX-730mbarです。

HVYシリーズ(真空ポンプユニット)
使用するブロアーは5種類です。
1.5KW、2.2KW、3.3KW×2種類、7.5kw

差圧計は目視型が標準。(接点付きもオプションで用意。)
真空計もステンレス製が標準装備。

注意事項
・吸引する気体に「化学薬品」や「腐食性ガス」を含む場合、破損や動作不良になる恐れがあります。
・一つのブロアーに、複数のワークを取り付けないようにして下さい。 複数取り付けると、他のワークに不具合があると、他のワークも機能しなくなります。
・スパイラル状のホースは使用しないで下さい。 配管抵抗により「真空到達時間の延滞」「流量低下による真空度の低下」「圧力センサーが不安定になる」等が懸念されます。
・圧力損失が少なくなるように、配管計が大きく、短くなるように選定して下さい。
・非常停止やシステム不具合時に、真空破断が起きない設計をして下さい。非常時にワークが突然外れて、怪我の原因になる恐れがあります。

※ 輸送時の配管等から風量風速を求める場合の圧力損失については、各プラントにより異なりますので、あくまで下記は参考程度にお考え下さい。

風量 風速 計算方法