「ブロアー」・「エジェクター」・「圧力計」・「真空計」等の粉体輸送機器に付帯する商品の総合商社。オールステンレス等を始めとする商品群により、「塩害雰囲気」・「食品」・「医薬品」環境での使用にお勧めです!

オールステンレス真空計について

真空計 圧力計 オールステンレス 医療機器 塩害 食品



まず初めに真空計とは、管内の負圧を数値化し、目視できるゲージの事です。

そして圧力は、
絶対真空を0として、そこからの圧力を示す「絶対圧力」と、
 大気圧を0として、そこからの圧力を示す「ゲージ圧」があります。

当社で販売している商品は、ここでいう「ゲージ圧」になります。



このゲージは、様々なシチュエーションによって使用されますが、そのシチュエーションによって、使用する真空計の種類を変えなければなりません。

例えば、モーター付近の大きな振動がある場所では、グリセリン入り真空計を使用しなければ、モーターの振動によって針先にも振動が伝わり、正確な負圧を読み取る事が出来ません。

その為、そのようなシチュエーションではグリセリン入り真空計を選定しなければならないように、過酷な環境下では、通常の物を使用すると、すぐに故障する為、ステンレス製の真空計を使用する必要性が生まれます。



当社で取り扱っているステンレス製真空計は、野外等の過酷な環境下・「医薬・食品」のプラント設備等での使用に強い計器です。

他社メーカーでは、「外観のみ」がステンレス製の商品はありますが、「内部においてもステンレス製」の商品は、恐らく当社でしか取り扱いのない商品なのではないでしょうか?



通常使用する際、管内の雰囲気が過酷な気体によって充満している部位に計器を付けるので、一番大きく劣化をするのは、真空計の「内部」です。

この部位にもステンレス製を使用することで、通常の真空計よりも劣化を抑えることが出来ます。

ただし、注意して頂きたいのですが、ステンレス製とはいえ、「劣化しない」訳ではありません。



確かに、ステンレス鋼は大気中における耐食性には無類の強さを発揮します。

しかし、ステンレス鋼の弱点の一つに塩化物が挙げられ、海の塩などが付くと、その部分に孔食と呼ばれる小さな穴上の腐食が発生します。

また、微細なゴミが付着するとステンレスの表面に酸素が供給されず、不動態被膜をうまく形成されなくなることで発生される隙間腐食もあります。



これらの問題を解決するには、定期的な清掃や塩害が多い地域では、ステンレス鋼の中でもさらに塩害に強いステンレス鋼を選定する必要がありますが、当社で扱う商品は一般的なステンレス鋼になるので、正直、塩害にそこまで強くはありません。



その為、当社真空計・圧力計の使用流体は、基本的にクリーンな空気としていますが、水道水等にも海水ほどではないですが、塩素が少なからず含まれているので、塩素濃度によっては水の使用は難しくなります。

あくまで、「通常の物より劣化しずらい」という事を念頭において、選定するようにして下さい。


真空計 圧力計 壊れないようにする為には

また、圧力計を使用する際に劣化を極力抑える為にも、工場内の設備に目を向ける必要があります。

圧縮空気を生み出すコンプレッサー →

高温の圧縮空気を常温まで冷やすアフタークーラー →

圧縮空気を一時的に貯めておき、安定した圧力維持をするレシーバータンク →

圧縮空気に含まれるミストやダストを除去するメインフィルター →

圧縮空気中の水分を除去して乾燥エアーを作り出すドライヤー


通常、このような経路を辿り、工場内のエアー源として使用されます。

しかしながら、小規模で行われている生産ラインや吹付塗装などでは、コンプレッサーにエアーフィルターだけを設置して使用している場合も多々御座います。

このような使用方法では、圧力計にも悪い影響を与えてしまいます。

計器の破損が著しい場合、まずはこのような設備の見直し等を行ってみてください。


真空計 圧力計 壊れないようにする為には

また、使用の際に「真空計」+「アクセサリー」も検討する必要があります。

アクセサリーには、

・ゲージコック
 ※ 測定流体を一時的に遮断します。
例えば、稼働中に計器を外さなければならない場合、圧力が絶えず計器にかかるので、外すことが出来ません。
しかし、このゲージコックを使用すると、圧力を遮断できる仕組みとなっているので
計器を取り外すことが出来ます。
さらに容易に外したい場合には、圧力を大気開放できる仕組みになっている
ベントホール付きコックを使用することで可能になります。

エアコンなどで使用する場合、真空引きを行いフロンガスを注入しますが、注入後、このバルブを使用しないと室外機側のバルブを開けた際に逆流し、ゲージに正圧が掛かり、破損の原因となります。

・ゲージバルブ
 ※ ゲージコックと同じ原理ですが、圧力が高い場合に使用します。

・マニホールドバルブ
 ※ 差圧計器の片側を外す場合、もう片方の計器には過大圧がかかります。
   この差圧計器の片側に加わる過大圧によって計器を破損する事を防ぎます。
   また、差圧を計測したい場合にも使用します。

・ゲージセーバ
 ※ 装置の起動時やバルブの開閉時等の「一時的な加圧」(計測機器の圧力レンジを越える圧力)が加わる場合や、「急激な圧力変化」がある場合に、配管側からの圧力を遮断し、圧力計測機器を保護する目的で使用します。

・ジョイント
 ※ 計測器側と、取り付ける配管側のサイズが違う場合に使用します。

・ダンプナ
 ※ タンブナは、圧力計測機器に有害な脈動(圧力変動)を防止する「可変タイプの絞りツギテ」で、
   圧力計測器と圧力源との問(通常は圧力計測器の直前)に取り付けます。

・タンクサイホン
 ※ タンクサイホンは、被測定体が直接圧力計測機器のエレメント内に入らないようにする必要がある時に
   置換用として圧力計測機器と圧力源の間に取り付けて使用します。

・パイプサイフォン
 ※ 被測定体が蒸気のような高温流体の場合、計器が破損してしまいます。
  その為、パイプサイフォンに水を一定量入れると、熱は水を通して計器に伝わるので、
                           温度を下げて計器を安全に使用する事が出来ます。
  このように圧力計測器等を保護するために圧力計測器等と圧力源の間に入れて使用します。


等があります。

真空計の選定と共に、使用用途によって、これらの商品をお選びください。

当社で扱う真空計は、

真空計 内部オールステンレス 医療機器 食品 自動車 バイク
・φ40 WET型(グリセリン入り) ボトム接続 Rc1/8
型式:VG-φ40-BO-WET

販売価格:¥5,400-(税抜き)

真空計 内部オールステンレス 医療機器 食品 自動車 バイク
・φ40 DRY型(グリセリン無し) ボトム接続 Rc1/8
型式:VG-φ40-BO-DRY

販売価格:¥5,200-(税抜き)

真空計 内部オールステンレス 医療機器 食品 自動車 バイク
・φ40 WET型(グリセリン入り) バック接続 Rc1/8
型式:VG-φ40-BA-WET

販売価格:¥5,400-(税抜き)

真空計 内部オールステンレス 医療機器 食品 自動車 バイク
・φ40 DRY型(グリセリン無し) バック接続 Rc1/8
型式:VG-φ40-BA-DRY

販売価格:¥5,200-(税抜き)

真空計 内部オールステンレス 医療機器 食品 自動車 バイク
・φ50 WET型(グリセリン入り) ボトム接続 Rc1/4
型式:VG-φ50-BO-WET

販売価格:¥6,500-(税抜き)

真空計 内部オールステンレス 医療機器 食品 自動車 バイク
・φ50 DRY型(グリセリン無し) ボトム接続 Rc1/4
型式:VG-φ50-BO-DRY

販売価格:¥6,500-(税抜き)

真空計 内部オールステンレス 医療機器 食品 自動車 バイク
・φ50 WET型(グリセリン入り) バック接続 Rc1/4
型式:VG-φ50-BA-WET

販売価格:¥6,700-(税抜き)

真空計 内部オールステンレス 医療機器 食品 自動車 バイク
・φ50 DRY型(グリセリン無し) バック接続 Rc1/4
型式:VG-φ50-BA-DRY

販売価格:¥6,700-(税抜き)


の計8種類御座います。
用途に合わせてお選びください。

また、計器上部(ブローアウトディスク)により、万が一ブルドン菅が破裂した場合、圧力を逃がし、ガラスの破損を防ぎます。

文字盤 :赤

材質  :ステンレス鋼

ゲージ圧:-0.1~0Mpa

取り付けネジ:φ40はRc1/8、φ50はRc1/4になります。

使用流体:真水、空気、油

※ 計器の破損を防ぐ為、常用圧力が定圧力の場合・・・
  圧力レンジ最大値の1/2以下 つまり、-0.05Mpa以下で使用してください。

※ 当社では出荷前に公正を行った計器で、検査し、出荷を行っていますが、まれに天気などの気候の変動により気圧が変わり、針が指し示す場所が異なることが御座います。

お客様がご使用される機器へ真空計を取付の際には、ブローアウトディスクが上部になるように取り付け、ゴムの蓋を一度外し、現在使用されている環境の気圧に合わせて、ゴム蓋の一部をカットしてからご使用しください。

これを行わないと、正確な測定が出来ません。詳細は、真空計に張り付けているシールを確認してください。

※ 購入する際、CADデータが必要であればお申し付け下さい。