ファイバーレーザー溶接機RCLRFLシリーズ


まず初めに当社で販売しているファイバーレーザー溶接機と一般的なTIG(アルゴン)溶接の違いについて説明したいと存じます。
当社で販売されているファイバーレーザーは、レーザーポイント先端に治具のような金具を設置して使用します。
一般的なTIG溶接の場合、母材とのクリアランスを人為的に保たなければなりませんが、これにより、その必要性がなくなり、溶接作業の経験が殆どない人であっても、溶接作業を行う事が可能になります。
局所加熱、ビームの小径スポットによる高いエネルギー密度によって、ビード幅に対する溶け込みがTIGレーザー溶接よりも深いという特徴があり、また溶接による焼けや歪みが少なく、高品質な溶接を実現することができます。
この特徴から、薄板板金の溶接に適しており、熱による歪みが発生しやすい薄板溶接であっても、歪みが少なくきれいに溶接を行うことができます。
・アルゴン溶接と比べると、圧倒的な速さで溶接が出来る。
・電気代がおおよそ半額程度になる。
・アルゴン溶接は熟練の技を必要とするので、職人単価が高価になる傾向があるが、それと比べるとファイバーレーザーは素人でも簡単に溶接することが出来るようになるので、職人単価が安価になる傾向がある。
経営者であれば一番頭を悩ませるのが、人件費というランニングコストとになります。
受注が安定的であれば、雇用についても予測立てやすいですが、受注時期によって受注量にムラがある場合の雇用については、予定が立てづらく、会社にとっても不安なものです。
だからと言って人件費を削減すれば、受注が重なった時に裁けなくなるので、経営者としては頭の痛い問題です。
この問題に対応するには、まさに当社のファイバーレーザー溶接機がオススメです。
導入する事で、一般的なアルゴン溶接(TIG溶接)と比べて圧倒的な速さで作業を行えるので、短納期にも対応でき、また少ない人件費でこれまでの受注量をこなすことが出来ます。
導入コストがあったとしても、複数台導入することで、早い段階で設備投資金額を回収することが出来ます。
詳細は動画で解説しているので確認して下さい。
これとは別にファイバーレーザー溶接機を導入デメリットについても話をしたいと存じます。
・一般的なアルゴン溶接は溶接の保護面で使用できるの対して、ファイバーレーザー溶接機は専用の保護材やサングラスを使用しないと溶接できない。
つまり、これまでアルゴン溶接を導入されて溶接を行っていた事業者に対して、既存の保護面が使用できなくなる事で、新たな設備投資が必要になります。
・保護面だけではなく、母材にレーザーを照射すると、レーザーが反射することもあるので、溶接面だけではなく、「作業スペース全て」を保護剤で囲う必要があります。
保護面同様に作業スペースを囲う必要があるので、ここでも設備投資が必要になってきます。
・既存のアルゴン溶接機がある場合、回遊電流によってはレーザーが意図することなく誤射してしまう恐れがあるので、アース線の取扱いには注意しなければいけず、アルゴン溶接機からの電磁波についても同様。
この様にデメリットについては、おおむね作業スペース周辺をレーザー光を通さない衝立で囲う必要があることです。
たとえば、アングルで簡単に下地を作って、レーザー光を通さないパネルを取り付ければ、これらの問題は解消されるので、費用は安価に済みます。